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コアントローの歴史

産業革命の時代に誕生し、ベル・エポックに花開いたコアントロー。革新の精神はそのDNAに刻まれています。1849年にメゾンを立ち上げたリキュール蒸留家の才能。独自のオレンジリキュールのレシピを考案したエドゥアール・コアントロー。以来世界で300を超える受賞歴。コアントローの歴史には輝かしい成功が刻まれています。

1849–1875

家族の歩み

first distillery

1849

フランスが産業革命の機運に酔いしれる中、当時アンジェで製菓業を営んでいたアドルフ・コアントローは、家業をリキュールにまで拡大することを決意し、地元で人気のギニョレット(さくらんぼリキュール)から出発しました。 コアントロー蒸留所の運命が形作られ始めたのはこの時です。果実への造詣を活かし、ストロベリーやプラム、チェリーなど多彩なフレーバーを生み出しました。
販売したエッセンスは50種類を超え、地元の果実という枠を大きく飛び出すことになります。

Édouard-Jean Cointreau

1856

会社と事業が飛躍を遂げる中、アドルフの弟であるエドゥアール・コアントローも家業に加わることになりました。 兄弟二人は、メーヌ川に沿うモリエール通りに蒸留所を移し、リキュールの輸出に力を注ぎます。

First inventory

1857

オレンジリキュールはコアントロー兄弟のレシピブックで初めて登場し、コアントローはフランスで開かれれたラヴァル博覧会で初の賞を獲得します。

Edouard Cointreau

1875

エドゥアール・コアントローは、幼少時代より父エドゥアール=ジャンの背中を見て家業に加わることを夢見ていました。 その夢は1875年、妻ルイーザと共に事業を継ぐことで叶うことになります。
エドゥアールは、稀少価値が高く未知の可能性を秘めていたオレンジに引き続き注力し、一方のルイーザは先鋭的な労働者の社会福祉の向上に努めました。精力的な夫婦はコアントローについて明確なビジョンを持ち、その成功に全力を傾けていました。

1885-1893

アイコンの誕生

Crystaline liqueur

1885

数年にわたる飽くなき研究と実験を経て、エドゥアール・コアントローは遂に思い描いていた形を完成させます。完璧な調和が取れ、クリスタルのように澄みきったリキュール。当時の他のリキュールよりもフレーバーは3倍濃縮され、甘みを抑えました。

Cointreau trademarks

1885

ドライ、フレッシュ、スイート、ビターのピールを精密にブレンドした結果です。
エドゥアール・コントローは、アンジェの商業裁判所にて「コアントロー」ブランドと特徴的な四角いボトルの商標登録を行いました。

Medal

1889

パリ世界博覧会では、コアントローは銅製蒸留器の一つを出品、3200万人の訪問客が押し寄せました。 また、リキュールの品質からメダルも受賞しました。

French Exhibition in Moscow

1891

モスクワで開催されたフランス博覧会では、コアントローが審査団に加わり、ロシア帝国での売り上げを爆発的に伸ばしました。

Chicago World's fair

1893

コアントローはシカゴ万国博覧会でもメダルを獲得し、アメリカ大陸進出の第一歩を踏み出しました。

1898-1922

コアントローが浴びた脚光

Pierrot Cointreau

1898

コアントローの伝説的な広告戦略がスタートします。
社内に広告用スタジオを設け、当時の有名ポスター画家、ニコラス・タマーノによって、おなじみのキャラクター「ピエロ・コアントロー」が生み出されました。

Pierrot Cointreau movie

1898

また、後に映画の父と呼ばれるルミエール兄弟を起用し、史上初のモーションピクチャーを使った自社CMも打ち出します。 CMには新マスコットのピエロを登場させました。

award paris

1900

パリ万国博覧会で数々の賞を獲得し、コアントローは成功への階段を駆け上がります。この時の入場者は5000万人を記録しました。

award hanoi

1902

さらに、ハノイでの博覧会にも出展し、アジア市場への足かがりを固めます。

advertising car

1903

コアントロー広告宣伝車がフランスの街を走りました。エドゥアール・コアントローが考案した斬新なマーケティングコンセプトです。

award milan

1906

ミラノ国際博覧会にて栄誉ある無鑑査賞を獲得しました。

Der mixologist

1913

カール・A・ソイター著『Der Mixologist』にて、コアントローが初めて紹介されました。

ABC of mixing

1922

コアントローをベースとした「サイドカー」の初めてのレシピが、ハリー・マッケルホーン著『Harry's ABC of Mixing Cocktails』とロバート・ヴァーマイヤー著『Cocktails: How to Mix them』に登場しました。

1923-1972

円熟期

Louisa

1923

エドゥアール・コアントロー亡き後、二人の息子がその遺志を継ぎます。ルイは国際セールスマン、アンドレは蒸溜所指揮者として手腕を発揮しました。 生産方法は近代化され、社会福祉も導入されました。亡きエドゥアールの妻ルイーザによる尽力です。

UFF

1929

ルイーザ・コアントローは、レジオンドヌール勲章「シュヴァリエ」の称号が授けられ、またフランス婦人会アンジュー委員代表も務めました。 1939年にはレジオンドヌール「オフィシエ」に昇級します。

Margarita

1948

金字塔ともいえる「マルガリータ」は、アメリカ社交界の華であったマーガレット・セイムズがメキシコ・アカプルコで生み出したものです。「コアントローのないマルガリータなんて塩ほどの価値もない」は彼女の名言です。

Centenaire

1949

コアントローの生誕100周年を祝い、コアントロー印のパレード車がアンジェの街を華やかに行進しました。

Au clair de la Lune, mon ami Pierrot

1954

当時の新進気鋭の広告クリエーターであり、エドゥアール・コアントローの孫であったジャン=アドリアン・メルシエが「Au clair de la Lune, mon ami Pierrot(月の光に、わが友ピエロ)」を打ち出します。 ピエロに アルルカンとコロンビーヌが登場するそのポスターと映像は、長年親しまれてきたピエロを起用した最後の大規模キャンペーンとなりました。

cocktails

1955

フランスバーテンダー協会会長でありパリのプラザ・アテネのバーテンダーであるジャン・ルポユ著『Cocktails』にコアントロー フィズが紹介されました。

carré

1972

売り上げは堅調に伸び、サン=バルテルミー・ダンジュに新たな蒸留所を設置しました。

1988-現在

伝説は続く

cosmopolitan

1988

ニューヨークにて、トビー・チェッキーニがコアントローから「コスモポリタン」を考案します。

Remy Cointreau

1989

1989年、コアントローはコニャック製造社のレミーマルタンと合併、強力な多国籍企業「レミーコアントロー」が誕生しました。
この歴史的な調印が行われたのは、コアントローのキャレ蒸留所でした。

Alfred Cointreau

2011

コアントロー家の6代目、アルフレッド・コアントローがブランドアンバサダー兼ヘリテージマネージャーに就任しました。 サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションにて、コアントロー ノワールは金賞を、コアントロー ブラッドオレンジは銅賞を獲得しました。

Carole Quinton

2016

キャロル・カントンがコアントローのマスターディスティラーに任命。メゾンの「鼻」となり、ブランドが守り伝承してきた「知覚」を守ります。

Night-Time Walks

2017

アルフレッド・コアントローが世界各地のカクテルやバーを紹介するガイド『Night-Time Walks』を出版しました。

The Art of the Mix

2018

コアントローは世界に向けて発信する新たなキャンペーン「The Art of Mix」を立ち上げました。ブランドを代表する4大カクテル、マルガリータ、コアントローフィズ、サイドカー、コスモポリタンからインスピレーションを受けたダンスを押し出し、カクテルの核心で輝くコアントローの新しい位置づけを表現しています。

170th anniversary

2019

メゾン・コアントローは170周年を迎えました。

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