体育大学卒業後、幼稚園で体操を教えたり、子どもたちにサッカーを指導したりと、スポーツコーチとして20代の前半を駆け抜けた岡崎さん。やりがいを感じる一方で、体を動かす仕事を続けていくことへの疑問と、手に職をもち いつか何かしらのお店を持ちたい!という漠然とした夢が徐々に大きくなっていきました。
お酒を飲む機会は多く、先輩に連れて行ってもらったバーでカクテルに出合います。いろいろなものを混ぜて、次々に美味しいカクテルを作るバーテンダーの姿に、これだ!!と確信。
しかし27歳での方向転換に「両親は大反対。先生という道を投げうって未知の世界に入ること、女性なら結婚して家庭に入るという選択もあるのにと。特に母には泣かれてしまい… これは生半可な気持ちではだめだと実感し、絶対に形にしなければと固く決意しました」
そしてバーテンダーとなって1年ほど経ったころ、毛利隆雄氏の立ち上げたBAR Blossomの オープニングスタッフに。偉大な師匠のもとで8年弱を過ごし、念願の自身のお店を2010年7月にオープンしました。「母も今では友達を連れて飲みに来たりします。あまり飲めないのに…。気恥ずかしいけど嬉しいですね」